猫のイラスト付　ひとりごとブログ

今日はクリスマス。

そして、昨日はクリスマスイブ。

昨日の夜は、オカンと「チキン」を食べました。

でも、毎年このチキンで俺、涙しちゃうんです。


俺ら家族（俺とオカンと妹と弟）は、母子家庭です。

俺が５歳の時に親父は死にました。

３１歳でした。

それ以来、小学校に入りそして中学を卒業するまで、

市内葵区の上足洗にある母子寮で過ごしました。


当時は本当にお金が無くて、

服も親戚の人に頼んで、貰ってきたお古だったり、

お小遣いなんて貰えませんでした。

だから、当然クリスマスもプレゼントなんてなくて、

クリスマスケーキすら、高くて買えませんでした。



そんな中、毎年クリスマスにオカンが買ってきてくれるのが、

２本のチキンだったんです。

そのチキンをそれぞれ

半分づつにして、４人分。

それが、俺達妹弟のクリスマスです。


お風呂も毎日入れなくて、

学校給食のパンが余ったら、

先生にお願いしてもらって帰りました。


本当に、本当にお金がなくて、

オカンも一生懸命働いてくれていたけど、

それでも、お金がなくて。

家族みんなで頑張ったあの頃を、

クリスマスになると思い出します。


昨日も、オカンと一緒にチキンを食べた後、

お風呂に入りながら、涙が止まりませんでした。


あの２本のチキンは、

オカンの精一杯の優しさ、そして

オカンからのクリスマスプレゼントだったんです。

まだ幼かった俺達は、

オカンの肩を叩いたり、洗濯を手伝ったり、ゴミ捨てに行ったり、

そんな事しか、オカンに返してあげられなかった。




本当にオカンには、苦労かけちゃった。




ごめんな、オカン。




でも、今年のクリスマスもオカンと一緒にチキンを食べれてよかった。

口には出さないけど、オカンもそう思ってくれているはず。

・・・・・・・美味しかった。

やっぱり、クリスマスはチキンがいい。