2011年08月23日

精神科入院患者さんの止まった時間

猫のイラスト(ゲンジイとねこオバケ)




日々、入院中の患者さんと接していると正直すごく困ることがある。


患者さんは、定期的に主治医のDrの診察を受けるのだが、


今の自分のレベルの認識ができないでいる患者さんは少なくない。


自分は病気だとも思っていない患者さんすらいる。


病気と思っていないことを、自分達は「病気の認識がない。」ので、「病識がない。」という。


そうなると、処方された薬を服薬させずらい。


そもそも、本人は病気ではないと思っているのだから、


薬なんて飲む必要がない。そう思って当然なんだけど、


今の精神科の治療のほとんどが薬物療法という現在、


入院して薬が処方されない患者さんはまず居ない。(普通の病院だってそうだけど・・・)


それどころか、「退院したい。」「仕事をしたい。」「結婚したい。」などなど、


年齢も生活レベルも、そして、運動能力もそれを現実する


には到底無理な事を訴えてくることも少なくない。


閉ざされた環境や、理解力低下、一方通行的は情報などによる陸の孤島。


現実と非現実。


そんな患者さん達の看護は、日々説得の連続。


でも、わかってもらえないことが多いんだよな。


だって、患者さん達の記憶と時間は、


自分が自分らしい自分だったあの時から、


止まったままなのだから。







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Posted by 510 at 11:20
Comments(2)
この記事へのコメント
もしも ご自分が 余命後半年といわれて すぐに 納得できますか?

精神科に属しながら 精神疾患の人の気持ちを 全く理解していない

こんな 言葉が アップされていることに 驚きを感じます。

ファンでしたが とても残念です。
Posted by もしも at 2011年08月27日 18:49
>もしもさんへ

コメントありがとうございます。

返答は8月27日更新の記事を読んでください。
Posted by 510510 at 2011年08月27日 21:25
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精神科入院患者さんの止まった時間
    コメント(2)